フランクフルト・オートショーで気になる1台 日産のグラマラスな新型SUV「エクストレイル」

2013年9月21日 18:25

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記事提供元:エコノミックニュース

フランクフルトショーでワールドプレミアとなった新型日産エクストレイル。

フランクフルトショーでワールドプレミアとなった新型日産エクストレイル。[写真拡大]

 日産の中核クロスオーバーSUVである新型エクストレイルが先日開幕した独・フランクフルトモーターショーで世界初公開された。北米マーケットに向けた新型ローグと姉妹車となるモデルで、ローグはこの秋からアメリカ、カナダで発売される。新型エクストレイル欧州でのリリースは来春以降、日本発売も2014年になる模様だ。

 初代エクストレイルが日本で発売された2000年、「4人が楽しい四駆」をキャッチコピーに、4人が見られるセンターメーターを採用して登場した。同時に、もうひとつのコンセプト「200万円で買える、4人が楽しい」をも具現化させて──。2007年に次世代に移行し、現在2013年秋、次世代モデルの発売を待っている状態だ。

 欧州&日本向け新型エクストレイルと、北米向けの姉妹車「ローグ」の概要が一部明らかになった。新型は、日産とルノーが共同開発した新しいプラットフォームアーキテクチャーであるコモン・モジュール・ファミリー(CMF)を初採用し、世界190カ国以上で販売が予定されているグローバルカー。

 フロントグリルの意匠にエクストレイルの面影が感じられるが、先代までの三角定規だけで線を引いたような四角と斜線だけのデザインから脱し、曲線を活かしたグラマラスな表情が特徴だ。

 これまでの定員5名の2列シートレイアウト車に加えて7人乗り3列シートモデルが用意される。搭載するパワーユニットの中核となるのは、2.5リッター直列4気筒ガソリン。170psと24.2kg.mのアウトプットとなるようだ。もちろん、欧州向けにクリーンディーゼル搭載車が用意されるのは言うまでもない。組み合わせるトランスミッションはエクストロニックCVT。4WDシステムは日産伝統の「オールモード4×4」で、基本的には先代からのキャリーオーバーだ。しかしながら、世界初の電子制御システム「アクティブ・ライド・コントロール」と「アクティブ・エンジン・ブレーキ」、加えて「アクティブ・トレース・コントロール」など快適で高い安全性を実現する電子システムで完全武装して登場する予定。(編集担当:吉田恒)

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