前場に注目すべき3つのポイント~五輪、カジノなど幅広いテーマでの循環物色へ

2013年9月12日 08:24

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:24JST 前場に注目すべき3つのポイント~五輪、カジノなど幅広いテーマでの循環物色へ

12日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:幅広いテーマでの循環物色の流れを意識
■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の買い越し
■前場の注目材料:五輪、カジノなど幅広いテーマでの循環物色へ、値動きの軽い銘柄に追随

■幅広いテーマでの循環物色の流れを意識

☆日経225想定レンジ:上限14500円-下限14375円

12日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国株式相場は、NYダウが135ドル高となる一方、ナスダックは4ポイント安だった。オバマ米大統領のテレビ演説によってシリア情勢の緊張が和らいだことがNYダウの上昇につながった。ナスダックについては米アップルの下落が影響している。

ただ、いずれも11日の東京市場で織り込まれている要因であり、影響は限られることになる。シカゴ日経225先物清算値は大証比25円高の14465円。先物とオプションの清算日が重なるメジャーSQを控えているため、大きな動きは出難いと考えられ、オプション権利行使価格の14375円と14500円のレンジ内での推移となろう。

物色としては個別材料やテーマ銘柄に向かいやすいとみる。11日の東京市場では五輪関連が急ピッチの上昇に対する過熱警戒もあって、利益確定の売りが優勢だった。一方で、シリア情勢への不安後退や円安の流れを背景に、輸出関連などを中心とした主力銘柄の上昇が目立っていた。

ただし、円相場は1ドル99円台後半での推移と、100円台を固めきれずにいるため、主力銘柄は手掛けづらいだろう。五輪関連については循環的な物色がみられている。値動きの荒さは気掛かりではあるが、資金回転が利いていることで需給は良好である。

また、足元で五輪関連に集中する半面、関連以外の銘柄は物色の圏外に置かれ、弱いトレンドをみせている。五輪関連の上げ一服で冷静さを取り戻すなか、値ごろ感や割安感から見直す動きも意識されそうである。そのため、五輪関連のほか、SNSやバイオ、農業などのTPP、カジノ、再生エネルギー、除染関連といった幅広いテーマでの循環物色の流れが意識される。

■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1220万株、買い1460万株、差し引き240万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月5日(木):80万株の買い越し
9月6日(金):150万株の売り越し
9月9日(月):280万株の買い越し
9月10日(火):70万株の買い越し
9月11日(水):590万株の買い越し

■前場の注目材料

・安倍首相は消費税率を予定通り引き上げる意向を固めたとの報道
・シャープ<6753>が9月中に最大1500億円規模の公募増資へと伝わる
・五輪、カジノなど幅広いテーマでの循環物色へ、値動きの軽い銘柄に追随

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 機械受注(7月)
08:50 対外対内証券売買(先週、財務省)
08:50 マネタリーサーベイ(7月、日本銀行)
10:00 営業毎旬報告(9月10日現在、日本銀行)
11:00 NECが新クラウド基盤サービス提供とデータセンター新設について会見
11:00 オフィス空室状況(8月末、三鬼商事)

<海外>

10:00 亜・韓国銀行(中央銀行)、政策金利発表
10:30 豪・失業率(8月)《KO》

関連記事