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トヨタ自動車は28日、米ミシガン州でのイベントで、次世代ハイブリッド車の構想などについて発表した。同社はイベントで世界向けハイブリッド車、全23種を展示したうえで、2015年末までに新型あるいは改良型のハイブリッド車、15種を出す計画を述べたと報じられている。
【第3世代・2015年型プリウス】
同社の主力ハイブリッド車であるプリウスの新モデルについては、「全く新しいシャーシを備え、低重心化、構造剛性の強化、より良い空力、より手頃な価格、よりコンパクトな部品、そしてより良い乗り心地とハンドリングを特徴とする」と報じられている。発売時期は明言されなかったが、各紙は過去モデルの発売間隔から、2015年と予想している。
プリウスは過去、モデルチェンジごとに燃費が10%向上しているとされる。現行モデルは都市・高速の複合走行において燃費50マイル/ガロン(約21km/リットル)とされ、10%向上すれば55程度となる。なおautomotive.comは、60に達するとの噂について否定的だ。現行モデルで38.5%の熱効率は、40%を超えるという。
またバッテリーも改良し、電力のみでの航続距離13マイル(約21km)を20マイル台半ばにまで上げ、GMシボレーボルトの35マイルに対抗するという。さらに、誘導充電方式によるコードレス化も伝えられている。
【ハイブリッド重視のトヨタ戦略】
同社は、売上の16%をハイブリッド車が占める。この比率は2位のフォードが3%未満、3位のホンダが2%未満であり、突出している。1997年のプリウス初登場時、米国ではガソリン価格が安いことや大型SUVが人気だったことから存在意義を疑問視されたが、現在は米国のハイブリッド車300万台のうち70%を占める。米国ではハイブリッド車自体のシェアは4%未満であるが、同社はさらなる拡大に意欲を示している。
さらに同社は「ワクドキ」のスローガンを提唱しており、「よりスポーティな、ドライブを楽しめるハイブリッド」によって、会社のイメージを「実用的ながら地味なブランド」から「もっと精力的で若々しいものに変える」べく、デザインや運転特性の面にも注力していると報じられている。
同社は水素燃料車についても、中型セダンの形で、11月の東京モーターショーおよび1月の米国ラスベガス・コンシューマーエレクトロニクスショーでの出展を目指しているという。また日産が27日、カリフォルニア州において、2020年発売を目指している自律運転車の試作車をデモンストレーションしたが、トヨタも今年すでにレクサスLS600HLの自律運転デモを行っている。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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