今日の為替市場ポイント:シリア攻撃を想定したリスク回避的なドル売りは一巡

2013年8月29日 08:21

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記事提供元:フィスコ


*08:21JST 今日の為替市場ポイント:シリア攻撃を想定したリスク回避的なドル売りは一巡

昨日28日のドル・円相場は、東京市場では96円88銭から97円60銭で堅調推移。欧米市場では一時97円84銭まで上昇し、97円65銭で取引を終えた。

本日29日のドル・円は、主に97円台後半で取引される見込み。オバマ米大統領は、「シリアの化学兵器使用は米国の国益に悪影響を及ぼす」との見解を表明した。米国などの西側諸国はシリアに対する報復攻撃を数日中に行う可能性があるが、シリアへの攻撃を想定したリスク回避的なドル売りは一巡しつつある。28日のNYダウは小幅上昇となったことから、ドルは97円台前半で下げ渋る可能性がある。

シリアに対する報復攻撃は今週中にも実行される可能性があるが、攻撃は短期間で終了すると予想されている。ただし、英国やフランスが米国に賛同してシリア攻撃に加わるかどうかは不明だ。フランスの外相は、シリア政府軍の拠点を空爆することを支持したが、化学兵器を使ったのがシリア政府軍であることが証明されることが条件となっている。英国もほぼ同じ考えのようである。

シリアに対する攻撃が短期間で終了しても中東地域の緊張が大幅に緩和される保証はないとの声が聞かれている。また、原油価格の大幅な上昇は世界経済の成長鈍化につながる可能性もあり、金融市場の不確実性を高める一因になるとの指摘も出ている。《KO》

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