【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JFEシステムズは株式分割と単元株制度を発表、今期2ケタ増益

2013年8月28日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  情報システム開発・構築のJFEシステムズ <4832> (東2)の株価は全般地合い悪の中でも戻り高値圏で堅調に推移している。8月27日に発表した株式分割と単元株制度導入も刺激材料となりそうだ。

  川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門が分離した情報サービス企業である。鉄鋼向け情報システム開発・構築事業を主力として、ERPと自社開発ソリューションを組み合わせた製造・金融など一般顧客向けSI(システム・インテグレーション)事業、食品業界向け自社開発のプロダクト・ソリューション事業なども展開している。

  中期重点戦略として製造流通業界向け新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げ、アライアンス戦略も推進する方針だ。5月には大阪ガス <9532> 子会社のオージス総研との協業、そしてビジネスブレイン太田昭和 <9658> との資本・業務提携を発表している。

  今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。一般顧客向けSI事業の売上拡大などで増収増益見込みだ。第1四半期(4月~6月)は高収益案件の売上遅延が影響して営業赤字だったが、下期の構成比が高い収益構造のため特にネガティブ要因とはならないだろう。

  なお8月27日に株式分割と単元株制度の導入を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。これに伴い期末配当を従来予想の2000円から20円(期末一括で年間20円)に修正した。

  株価の動きを見ると、6月7日の安値8万300円から反発後は、概ね8万2000円~8万8000円のレンジでボックス展開のようだ。足元はやや小動きとなり8万4000円近辺で推移している。

■利回り2.4%、PER12倍台、株価5月高値視野

  8月27日の終値8万3500円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。

  週足チャートで見ると、足元は13週移動平均線と26週移動平均線を割り込む形だが、下値は切り上げている。8月27日発表の株式分割も刺激材料であり、5月15日の年初来高値9万円が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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