【アナリスト水田雅展の銘柄分析】山下医科器械の今期は上振れの可能性高い、株価は反発のタイミング接近

2013年8月28日 09:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  医療機器商社の山下医科器械 <3022> の株価は、調整が一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。

  九州を地盤とする医療機器商社で、医療機器の販売・メンテナンス、医療材料・消耗品などの販売を主力として、子会社イーピーメディックは整形インプラントの製造販売を展開している。

  九州最大の需要地である福岡県での市場シェア拡大を重点戦略として推進するとともに、医療機関から物品管理含めた複合的サービスのニーズが高まっていることに対応して、SPD(病院医療材料管理業務)の契約施設数増加を進めている。政府の成長戦略も追い風として収益拡大が期待される。

  今期(14年5月期)連結業績見通しについては売上高が前期比0.3%増の473億29百万円、営業利益が同25.3%減の4億22百万円、経常利益が同23.9%減の4億97百万円、純利益が同30.5%減の2億79百万円としている。

■福岡SPDセンター7月稼動、医療モールも好調

  設備工事・機器関連の減少、福岡SPDセンターの新設(7月稼動)や人件費の増加などで減益見込みだが、設備工事・機器関連など入札案件の見通しが難しいため保守的な見通しとしている。検査用・手術用機器や低侵襲治療機器などの販売は順調であり、SPD契約による医療材料・消耗品の販売拡大、医療モール(広島県福山市)のテナント増加による賃料収入増加も寄与する。通期上振れの可能性が高いだろう。

  株価の動きを見ると、7月上旬の戻り高値圏2100円近辺から反落して水準を切り下げた。8月13日には1600円まで調整した。ただし6月7日の安値1580円を割り込まず、徐々に下値を切り上げている。8月27日は前日比37円(2.25%)高の1682円まで戻す場面があった。調整が一巡して反発のタイミングが接近しているようだ。

  8月27日の終値1670円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS109円61銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間33円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2157円57銭で算出)は0.8倍近辺である。

  週足チャートで見ると26週移動平均線近辺を割り込んで調整局面だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を突破する動きのようだ。指標面に割高感はなく、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料であり反発局面が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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