【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業の株価は調整の最終局面、10月期末一括の配当利回り3.0%

2013年8月28日 09:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  化学機械メーカーの巴工業 <6309> の株価は軟調展開だが、7月の年初来安値に接近して調整のほぼ最終局面だろう。期末一括で配当利回り3.0%も支援材料であり、9月上旬予定の第3四半期累計(12年11月~13年7月)連結業績の発表が接近して思惑に?がる可能性もあるだろう。

  遠心分離機を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの販売を中心とする化学工業製品販売事業が2本柱で、中国ではコンパウンド加工事業なども展開している。

  今期(13年10月期)連結業績見通し(5月29日に2回目の減額修正)は売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。

  機械製造販売事業は国内官需が堅調だが、北米の油井掘削向け遠心機械や中国向け砥粒回収装置の受注が減少している。化学工業製品販売事業では機能材料分野や工業材料分野の需要が低調のようだ。

■第2四半期の営業利益進捗率は60.5%

  通期予想に対する第2四半期累計(12年11月~13年4月)の進捗率は売上高が49.9%、営業利益が60.5%、経常利益が63.2%、純利益が62.5%だった。利益の進捗率は高水準であり、一転増額の可能性もありそうだ。来期(14年10月期)は設備投資回復メリットが期待される。

  株価の動きを見ると、7月31日に年初来安値1481円を付けた。その後も反発力が鈍く概ね1500円台で推移し、8月21日には1490円まで調整して7月安値に接近した。ただし1500円割れ水準が下値支持線となって調整のほぼ最終局面だろう。

  8月27日の終値1496円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを圧迫する形だが、指標面には割安感も台頭している。反発が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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