今日の為替市場ポイント:シリアに対する武力行使の思惑

2013年8月28日 08:36

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記事提供元:フィスコ


*08:36JST 今日の為替市場ポイント:シリアに対する武力行使の思惑

昨日27日のドル・円相場は、東京市場では98円40銭から97円76銭で軟調推移。欧米市場では一時96円99銭まで下落し、97円05銭で取引を終えた。

本日28日のドル・円は、97円前後で取引される見込み。米国などの西側諸国はシリアに対する報復攻撃を数日中に行うとの思惑が浮上している。米国の債務上限引き上げに関する政府と議会の交渉は難航が予想されており、リスク回避的なドル売りは継続する可能性がある。

米NBCは複数の米政府高官の話として、シリアへのミサイル攻撃が「早ければ29日」に行われる可能性があると報じた。米国などがシリアに対する武力行使を強行する可能性が高まったことで、27日のNYダウは大幅安となった。外為市場ではドル売り・円買いが活発となったが、原油と金の先物相場は大幅高となっている。

為替については、対ドルでの新興諸国通貨の下落が進んでいたが、インドルピー、南アフリカランド、トルコリラは27日の取引でも米ドルに対して大きく下げている。米連邦準備制度理事会(FRB)は資産購入規模を段階的に縮小するとの理由で新興国通貨は米ドルに対して売られていたが、シリアに対する武力行使の可能性が高まっていることも新興国通貨売りの材料として意識されている。外為市場では日本円とスイスフランは「避難通貨」と見なされており、リスク回避的な円買いはしばらく続く可能性がある。《KO》

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