インドネシア通貨ルピアが下げ渋り、前週末の対策や積極的な介入が原因か

2013年8月26日 14:58

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記事提供元:フィスコ


*14:58JST インドネシア通貨ルピアが下げ渋り、前週末の対策や積極的な介入が原因か
26日の外国為替市場ではインドネシア通貨ルピアが下げ渋り。対米ドルでは一時11168.00ルピアと、2009年4月以来の安値を更新したが、その後は底堅く推移している。日本時間午後2時57分現在では、1米ドル=11108ルピア辺りで推移している。

インドネシア政府は前週末23日、海外からの投資流入や輸入抑制、通貨ルピア下落に歯止めをかける一連の緊急財政パッケージを発表。

ハッタ・ラジャサ経済調整相によると、自動車や自家用ジェット機、ヨットなどぜいたく品の輸入関税が引き上げられる。また、原油輸入が抑制される一方、鉱物や金属の輸出枠が撤廃される運びで、貿易収支の改善が推し進められる。

このほか、労働集約型産業に向けた税優遇措置、銀行や輸出業者に十分な米ドルを供給するなどの対策も盛り込まれた。

また、インドネシア中央銀行が米ドル売り・ルピア買い介入を継続している公算も大きい。ブルームバーグの統計によると、インドネシアの外貨準備高は今年に入ってから18%減と記録的な落ち込みとなっており、自国通貨の下落を食い止めようと当局者が必至に介入を続けている様子が示唆されている。

一方、ゴールドマン・サックス証券(GS)は先週の対策を受けて、ルピアが短期的に下落する可能性があると指摘。今回の政策は、当局が積極的な利上げの検討に慎重となる可能性を示唆していると分析した。《RS》

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