NY金:続伸で1395.8ドル、米資産購入の早期縮小観測後退で買い優勢に

2013年8月24日 07:04

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:続伸で1395.8ドル、米資産購入の早期縮小観測後退で買い優勢に

NY金は続伸(COMEX金12月限終値:1395.8 ↑25.0)。通常取引開始後は、米連邦準備理事会(FRB)の資産購入の早期縮小観測が根強く、前日終値(1370.8ドル)付近で頭が重い推移となるなかで、安値1367.80ドルをつけた。しかし、その後発表された米国の7月新築住宅販売件数がサプライズ的な下振れとなったことを受けて、資産購入の早期縮小観測が後退、ドル売りとなるなかで、金相場は一時1398.7ドルまで上昇した。

23日に発表された米国の7月新築住宅販売件数は、予想(48.7万戸)を大きく下回る39.4万戸であった。また、6月分も45.5万戸に下方修正され(当初49.7万戸)、住宅市況回復にやや懸念が広がった。ブラード米セントルイス連銀総裁(2013年FOMC投票権保持者)が「行動を起こす前に時間をかけて状況判断を、資産購入縮小を急ぐ必要はない」との見解を示した。《KO》

関連記事