注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、オリンパス、ガンホーなど

2013年8月23日 11:35

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記事提供元:フィスコ


*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東京電力、オリンパス、ガンホーなど

東京電力<9501>:508円(前日比-26円)
5日続落で、本日も下げが目立つ状況となっている。汚染水の漏洩、海洋流出の可能性など、足元では相次ぐトラブルの表面化が売り材料視されてきている。本日は新たにタンク2基で高い放射線量を計測とも伝わっており、追加の悪材料につながる格好。先行き懸念から短期資金の見切り売りが一段と加速化する状況のようだ。

オリンパス<7733>:2880円(同+69円)
買い先行。みずほ証券では投資判断「買い」でカバレッジを再開、目標株価は3700円としている。低侵襲治療の拡大、新たな手技の創出、新興国の医療インフラの整備などを背景に、内視鏡を中心とした医療事業の安定成長が予想されると評価へ。前日には申告漏れ報道が伝わって一時乱高下したが、モルガン・スタンレー(MS)では、報道内容は既に第1四半期に処理済の内容で業績への影響も限定的、過剰反応は不要と指摘している。

群栄化学工業<4229>:547円(同+40円)
急伸。国内における3Dプリンターの開発進展に向けて、経産省ではさまざまな分野のメーカーなどが参加する開発プロジェクトを開始、来年度予算案の概算要求に必要経費を盛り込む方針と一部で伝わっている。こうした方向性は定まりつつあったとみられるが、短期資金の手掛かり材料難の中で、格好の物色材料と捉えられる状況へ。同社のほか、MUTOH<7999>、ローランドDG<6789>なども買い優勢に。

マツダ<7261>:409円(同+19円)
反発。為替相場で円安が進行、ドル・円相場は99円に迫る水準となってきており、自動車セクター内でも円安メリットが大きいとされる同社には見直しの動きが強まる流れに。また、足元では、アジアの新興国向けのウェイトが高い自動車株に警戒感が強まってきていたが、欧米の構成比が高い同社に関しても、それらに引きずられる動きとなっていた印象であり、反動も期待される状況とみられる。

KLab<3656>:1002円(同+150円)
ストップ高。米スマホ向けゲーム大手のカバムと業務提携、9月からカバムの事業基盤を活用して欧米でスマホ向けゲームアプリを配信すると報じられている。とりわけ、市場が急速に立ち上がっている欧州向けなどでの業容拡大につながるとの期待が先行と捉えられる。直近で株価の調整が進んでいたことから、格好のリバウンド材料へとつながっているようだ。

興銀リース<8425>:2623円(同-280円)
急落。公募増資の実施、並びに、自己株式の売出を発表している。株式価値の希薄化、需給懸念などが強まる格好になっている。公募増資500万株、自己株式売出65万株、オーバーアロットメントによる売出80万株を計画、トータルの株式数は、自己株式を除いた発行済み株式数の17.8%に当たる水準となる。調達資金の使途としては、借入金の返済に充当する予定のようだ。

酉島製<6363>:994円(同+55円)
大幅反発。安倍首相が今週末から中東など4カ国を訪問する予定となっている。中東諸国へのインフラ輸出に対する期待感が高まる状況のようだ。同地域向けには「水」関連分野のビジネス拡大が期待されており、関連銘柄の中でも中近東向けのウェイトが高い同社には関心が集まりやすいようだ。

ドワンゴ<3715>:357500円(同+10000円)
大幅反発。1:200の株式分割、並びに、売買単位を1株から100株にすると発表している。実質的に最低売買単価が半分になることで、投資家層の拡大、流動性の向上などが期待できるとの見方につながっている。株価の調整が進んでいたことで、押し目買いなども入りやすい状況のようだ。

夢テクノロジー<2458>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期営業利益見通しは従来計画であった2.4-2.7億円の上限である2.7億円、最終利益見通しを2.7-3.0億円から3.5億円へと引き上げたことが好感されている。余剰資金の一部を株式投資により効率的に運用した結果、運用益が発生したと。同時に、期末の配当予想を1株当たり2000円から6000円へと大幅に引き上げたことも支援材料に。

ビーマップ<4316>:126500円(同+14300円)
大幅反発。上期の営業利益見通しを1000万円から3000万円へ、最終利益見通しを1000万円から4000万円へとそれぞれ引き上げたことが好感されている。クロスメディア事業分野において、前期からの継続案件を含め受注環境は好調で、当初見込を上回る売上高を計上する予定と。なお、通期計画については従来計画を据え置いている。

ザイン<6769>:540円(同+10円)
買い優勢。半導体設計大手の米メンター・グラフィックスと提携したことが材料視されている。ディスプレー内部で画像信号を転送する半導体技術をメンター社へ提供する。メンターの設計支援システムで同社の技術を検証し、海外の半導体企業からの受注増につなげる方針と伝わっており、業績貢献に期待感も先行へ。

MDNT<2370>:38900円(同+850円)
買い先行。直近では地合い悪化を背景に換金売りに押されていたが、外部環境の改善を追い風に押し目買い優勢に。また、上場10周年記念の株主優待を実施すると発表。同社がサービスを提供する医療機関、またはその連携医療機関で免疫細胞治療を新規に受けた場合に限り、サービス料から5万円を還付すると。

UNITED<2497>:2617円(同+467円)
大幅反発。スマートフォンきせかえコミュニティアプリ「CocoPPa」について、バイドゥと日本、中国における業務提携を今秋に開始すると発表したことが材料視されている。「CocoPPa」のクリエイターが投稿する壁紙素材の一部を、「Simeji」のスキン(キーボード背景画像)としても利用可能にすると。なお、「Simeji」はバイドゥが運営するアンドロイド向け日本語入力アプリ。

ガンホー<3765>:54700円(同-3300円)
軟調。地合い改善を背景に買い先行でスタートしたが、買い一巡後は下げに転じる。調整基調が続く中で信用買い残は徐々に減少傾向となっているものの、16日時点でも依然38万株程度と高水準となっており、戻り待ち売り圧力は強いようだ。また、マザーズ市場ではアドウェイズ<2489>をはじめLINE関連が大幅下落となっており、新興市場全体の需給懸念も心理的な重しに。《KO》

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