【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソフトクリエイトホールディングスは反発のタイミング接近、700円のモミ合いが2ヶ月

2013年8月22日 09:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ECサイト構築のソフトクリエイトホールディングス <3371> の株価は足元でやや水準を切り下げたが、反発のタイミングが接近しているようだ。ネット通販市場の拡大を追い風に収益拡大が期待される。

  ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」販売、ECサイト運用・プロモーションサービスなど)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフト「X-point」「AgileWorks」「Assetment」「L2Blocker」販売、基幹系システム受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)を展開している。

  顧客のEC事業立ち上げの戦略コンサルティングから、ECサイトの構築・運用まで総合的なサービスを提供していることが強みで、ECサイト構築実績は国内断トツ首位の750社超である。

■第1四半期は8.0%増収、経常利益8.1%増益

  8月1日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は前年同期比8.0%増収、同4.4%営業増益、同8.1%経常増益、同31.0%最終減益だった。データセンター移転費用を特別損失に計上したため最終減益だが、主力のECソリューション事業は好調に推移した。

  通期の見通しについては前回予想を据え置き、売上高が前期比12.5%増の113億円、営業利益が同24.2%増の13億59百万円、経常利益が同10.1%増の13億80百万円、純利益が同10.0%増の7億10百万円としている。ECソリューション事業の好調が牽引して、3期連続で最高益更新の見込みだ。

■機能を一段と向上させた「ecbeingプラスワンシリーズ」が好調

  開発費、広告宣伝費、人件費などの増加などが利益圧迫要因となるが、ECソリューション事業では機能を一段と向上させた「ecbeingプラスワンシリーズ」が好調である。ブランディングサイト制作の新規顧客獲得なども寄与する見込みだ。

■ネット通販市場拡大が追い風、株式分割後の今期1株利益52円

  ネット通販市場の拡大、スマートフォン・タブレット端末への対応などでECサイト構築・運用の需要は拡大基調である。製品競争力の高さや市場シェア1位の優位性に加えて、さらなる高付加価値サービスの投入、5月に資本・業務提携した日本ユニシス <8056> とのアライアンス戦略も寄与して、中期的な収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動き(7月1日付で株式3分割)を見ると、7月1日に付けた戻り高値745円から反落して、水準をやや切り下げた。足元は680円~700円近辺で推移して調整局面のようだ。ただし、モミ合いは2ヶ月経過し出直りは近かそうだ。

  8月21日の終値688円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円29銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS401円55銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると、サポートラインとなっている75日移動平均線に接近して下げ渋り感を強めている。反発のタイミングが接近しているようだ。今期好業績見通しを評価して高値圏回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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