今日の為替市場ポイント:黒田日銀総裁の見方

2013年8月21日 08:05

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記事提供元:フィスコ


*08:05JST 今日の為替市場ポイント:黒田日銀総裁の見方

昨日20日のドル・円相場は、東京市場では97円87銭から96円97銭で軟調推移。欧米市場では、一時96円91銭まで続落し、97円26銭で取引を終えた。

本日21日のドル・円は、主に97円台で取引される見込み。リスク回避的な円買いは一巡しつつあり、日経平均株価が反転・上昇した場合、ドル・円は97円台後半まで戻す可能性がある。

日本銀行の黒田総裁は20日、NHKとのインタビューで、政府が来年4月に消費税率の引き上げを実施しても、景気失速によって2%の物価安定目標が達成できなくなることはない、との見方を示した。日銀の金融緩和策(異次元緩和)は景気改善につながるものであり、この影響は地方や中小企業にも及んでいくと指摘している。

20日の欧米市場では、「日銀はデフレ脱却のために何でも行う」との発言に対して反応した。この発言は円売り材料と見なされたが、消費増税の影響について黒田総裁は、景気や物価安定の障害にはならないとの見解を改めて示している。大半の市場参加者は、年内は日銀の金融政策は変更なしと予想している。

一部で消費増税の影響(景気悪化につながる可能性)が懸念されているが、黒田総裁は、税率引き上げは2%の物価目標達成を阻害するものではないと考えている。よほどのことがない限り、来年4月以降も現行の金融政策は維持されることになりそうだ。《KO》

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