【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは「三点同値足」から底放れ、指標割安

2013年8月16日 09:20

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  合成樹脂専門商社のプラマテルズ <2714> (JQS)の株価が調整一巡感を強めてきた。「終値」が3日連続400円となる「三点同値」の底入れ足となって15日は405円と底放れの展開となっている。指標面の割安感が強く、強基調への回帰が期待される。

  双日 <2768> グループの合成樹脂原料・製品・関連機器の専門商社で、エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂を主力としている。需要先を業種別に見るとOA・事務機器、家電・電子部品を中心として、建材、医療、自動車向けなど幅広い。高付加価値商材の拡販とともにタイ、インド、台湾などアジア市場への展開を加速している。

  7月26日に今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)連結業績、および通期純利益の減額修正を発表している。第1四半期は前年同期比1.2%減収、同21.2%営業減益、同21.8%経常減益、同11.6%最終減益だった。全体として需要低迷が続いたようだ。なお通期純利益の減額修正は、厚生年金基金からの脱退に伴って脱退時特別掛金(試算値2億08百万円)を特別損失に計上するためだ。

■今3月期は予想下回るも増収増益

  通期の見通しは、純利益を前回予想から1億20百万円減額修正して、売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.3%減の3億60百万円としている。エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が好調に推移する見込みだ。

  通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が24.2%、営業利益が19.3%、経常利益が19.2%、純利益が24.2%である。やや低水準だが、期後半には景気回復が追い風となり、前期低調だった家電製品や事務機器向けスチレン系樹脂の回復も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、6月安値366円をボトムに反発して7月には410円台まで水準を切り上げた。7月26日の通期純利益減額を嫌気する形で7月29日に380円まで調整する場面あったが、反応は一時的ですぐに400円近辺まで戻している。さらに8月15日には前日比5円(1.25%)高まで上伸した。

■PER9~10倍、利回り3%台後半

  8月15日の終値405円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円11銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると、足元で一旦割り込んでいた26週移動平均線を回復して調整一巡感を強めている。高配当利回り、低PBRで指標面の割安感が強く、強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題】消費税率引き上げ先送りが金融市場の波乱要因に急浮上(2013/07/31)
【じっくり投資コーナー】トラストテックは利回り4.4%、自動車産業向けに人材需要が旺盛(2013/08/01)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事