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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルコニックスは下値固め完了感、6月以降、幾度も下値鍛錬
非鉄金属専門商社のアルコニックス <3036> の株価は目先の下値固め完了感を強めている。6月以降、1800円どころの下値を幾度も見たことで安心感が台頭している。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。
軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。5月に発表した中期経営計画では、重点戦略として川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化を掲げ、16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13~15%程度などを目標値としている。
8月9日発表の今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は前年同期比5.9%減収、同14.0%営業増益、同15.2%経常増益、同87.3%最終増益だった。レアメタル・レアアースの市況低迷やIT・家電製品向けの需要減少で減収だが、新規連結した産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研、アルミスクラップ販売の大阪アルミセンター、金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社が寄与して営業増益だった。経常利益は為替差損などで減益だったが、純利益は負ののれん発生益計上で大幅増益だった。
■第1四半期の営業利益2ケタ増益、通期予想に対し高い進捗率
通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。レアメタル・レアアースの市況低迷や顧客側での在庫調整などがマイナス要因だが、自動車関連やスマートフォン関連が好調に推移し、新規連結も寄与する。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が23.4%、営業利益が32.1%、経常利益が32.8%、純利益が61.2%と高水準である。
株価の動きを見ると、7月中旬に一旦は2000円台を回復したが、反落して足元は1900円近辺で推移している。調整局面のようだ。ただし6月の安値圏1800円台前半まで下押す動きは見られない。下値固めが完了した可能性があるだろう。
■PER5~6倍、利回り3%台、かなりの割安
8月14日の終値1920円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS353円98銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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