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「こうのとり」4号機、国際宇宙ステーションとの結合に成功
Image credit: NASA[写真拡大]
8月4日に打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4)は日本時間8月10日3時38分、国際宇宙ステーション(ISS)との結合に成功した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、HTV4号機の結合作業は8月9日夜に始まり、第36次長期滞在クルーがISSのロボットアーム(SSRMS)を動かし、「こうのとり」4号機を把持した。
「こうのとり」4号機は「ハーモニー(Node 2:結合モジュール2)」に取り付けられた後、8月10日1時32分に両モジュール間の共通結合機構(CBM)のボルトの締結、8月10日3時38分に電力・通信ラインの接続作業が完了し、「こうのとり」4号機とISSの結合に成功した。
「こうのとり」4号機は8月4日にH-IIBロケット4号機によって打ち上げられ、2012年7月の「こうのとり」3号機に続き、4機連続成功となった。
今回の「こうのとり」4号機の与圧部には、食料品、水、宇宙飛行士が着る衣類や日用品などに加え、ISSの日本実験棟「きぼう」から放出される、PicoDragonとArduSat-1、ArduSat-XとTechEdSat-3の4機の超小型衛星も搭載されている。そのほか、前回の3号機に引き続いて「こうのとり」が大気圏に再突入する際にデータを取得するi-Ballや、さらに今年末に地球に接近するアイソン彗星の撮影を狙った、4K解像度の超高感度カメラも搭載されている。非与圧部には電力系統切替装置(MBSU、Main Bus Switchnig Unit)と電力・通信インターフェース機器(UTA、Utility Transfer Assembly)と呼ばれる、ISSの運用にとって必要な部品の予備、そしてSTP-H4(Space Test Program - Houston 4)と呼ばれる、複数の実験装置が混載されたアメリカの実験装置が搭載されている。
写真=NASA。
■宇宙ステーション補給機(HTV) - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA
http://iss.jaxa.jp/htv/
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