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個人主体による材料株物色の流れに/ランチタイムコメント
*11:49JST 個人主体による材料株物色の流れに
日経平均は上昇に転じる。0.10円高の13615.29円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えた。内閣府が寄り付き前に発表した2013年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算では2.6%増だった。1-3月期をやや下回る見込みだったが、それでも3%台を維持するとみていたこともあり、市場予想を下回っている。市場では消費税増税の判断の大きな要素になるとみていたため、これを受けて消費税率引き上げの時期などに影響が出てくるのではとの見方が朝方の売りにつながった。
日経平均は13500円を割り込んで始まると、直後には13430.64円まで下げ幅を広げた。もっとも、お盆休みで市場参加者が限られるなか、GDPを手掛かりに先物主導による売り仕掛け的な売買が先行したとみられる。その後は先週末の終値近辺でのこう着が続く中、前引けにかけて切り返しを見せている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が上回っているが、ほぼ拮抗。規模別指数についても、大型、中型、小型株指数ともにプラス圏ではあるが、小幅な上昇にとどまっている。
4-6月GDPの結果を受けて消費増税に対する不透明感が高まったようだ。ただ、市場参加者が限られるなか、先物主導による売り仕掛け的な売買については、ある程度想定されていたであろう。
日経平均は一目均衡表の雲下限をサポートに切り返しをみせてきており、明日以降も雲下限がサポートとして機能するかが注目されるところであろう。ただ、雲は切り上がりをみせているため、横ばい推移ともなればあっさり割り込んでしまう。トレンドが悪化する局面では引き続き売り仕掛け的な売買には注意しておきたい。
物色の流れとしては決算を手掛かりとした個別対応に。また、個人投資家主体の売買になっているため、やや仕手系色の強い材料系の銘柄に短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。(村瀬智一)《FA》
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