マツダ、メキシコ新工場にエンジン機械加工工場を新設 約120億円を投資

2013年8月8日 12:59

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 マツダは8日、住友商事との合弁事業であるメキシコの新工場「Mazda Motor Manufacturing de Mexico S.A. de C.V.」(以下MMMdM)に、エンジン機械加工工場を新設すると発表した。

 新設する工場では、MMMdMで生産する「Mazda2(日本名:マツダ デミオ)」や「Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)」に搭載する「SKYACTIV技術」のエンジンを生産する予定で、2014年10月の操業開始を目指している。年間生産能力は23万基規模を計画している。エンジン機械加工工場の新設に伴い、MMMdMでは1億2,000万ドル(約120億円)を投資するとともに、約100人を追加で採用する計画。

 マツダは、MMMdMの車両およびエンジン組立の工場建屋をすでに完成させており、現在は2013年度第4四半期の稼働に向けた準備を進めているが、新たにエンジン機械加工工場を新設することにより「SKYACTIV技術」の生産体制を一層強化する。また、部品の現地調達を拡大し現地化を推進することで為替変動への対応力の向上を図る。

 マツダは2016年3月期までにグローバルにおける販売台数の目標を170万台として、そのうち「SKYACTIV技術」の搭載車比率を80%にする見通しを立てており、グローバルで「SKYACTIV技術」の生産体制を強化している。現在「SKYACTIV技術」のエンジンは、MMMdMの他、本社工場(日本)、長安フォードマツダエンジン有限公司(中国)で生産している。

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