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海外進出を考えている経営者の皆さんへ
■海外進出の6ステップと注意点
現在、海外に進出する企業が増加しています。取引先の要請、国内の売上補完、コストダウン、市場拡大、人材活用等色々の海外進出する狙い、背景があります。この時のステップと注意点について解説します。
■1.海外進出の前提条件の検討
1)海外進出する目的、狙いを明確化する
2)海外進出するフェーズの検討をする
(1)第1フェーズ 製品の輸出
(2)第2フェーズ 現地生産
(3)第3フェーズ 現地販売
(4)第4フェーズ 現地開発
3)投資額と回収の見込み検討
4)利益回収方法の検討
配当金、ロイアリティ、内部留保等の検討をする
■2.進出の選定
1)海外進出の目的にあった進出先検討
2)進出先の国民性、賃金上昇カーブ確認
3)カントリーリスク等の検討
■3.進出形態の検討
1)レンタル工場レベル、建物を賃借、工場を一から建設等のように進出形態を検討する
2)合弁か独資かの検討が必要だが、株主の経営に対する思想、意志が整合しないと合弁会社は運営が非常に難しい
■4.生産拠点の設立
1)工場建設、工場の内装、外装工事等の契約は必ず書類で実施する。口頭契約は揉め事の元
2)建設図面で詳細な打合せを実施する
3)検収時は細部まで確認する。手抜工事は当り前と思うべき
■5.組織機能、仕組について
1)基本は日本の工場をマザー工場として、日本の仕組、システムを移転する前提で
組織機能、仕組みを作る
■6.組織体制と人材について
1)基本は性悪説で組織を構成する
2)日本人の経営者、スタッフ⇒ローカルの経営幹部、スタッフ⇒ローカルの作業者の組織体制を作る
3)金銭に関わる仕事はできるだけ日本人スタッフで実施する
海外進出の検討は製造業にとって、必須になりつつありますが、成功する為には基本のステップとそのポイントを守りながら、スピードをあげた行動が必要だと思います。
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