【配当特集】第一実業:自動車関連の産業機械が好調

2013年8月7日 12:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第一実業の利回り3%台に見直し、株価出直る

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は足元でやや調整局面だが、指標面で3%台の高配当利回りも支援材料に反発が期待される。

 機械の専門商社でプラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業などを展開し、5月10日に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度の16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。

 7月31日に発表した今期(14年3月期)第1四半期(4月~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.4%減の247億88百万円、営業利益が77百万円の赤字、経常利益が同95.5%減の42百万円、純利益が61百万円の赤字だった。大口プラント設備案件の納入が減少し、海外法人部門ではアジアのIT・デジタル関連機器や車載関連機器の製造装置の需要が減少したようだ。

■14年3月期は増収増益、PERも7~8倍と割安

 通期の見通しは前回予想を据え置き、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。プラント・エネルギー関連が減収となり、純利益はタイ現地法人増資に伴う負ののれん益一巡で微減益の見込みだが、自動車関連の産業機械が好調な見込みであり、円安メリットや期後半の景気回復メリットも期待されるだろう。

 なお配当については、前期と同額の年間15円(第2四半期末7円、期末8円)としている。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の440円台から反落して7月31日と8月1日に391円まで調整したが、6月14日と17日の年初来安値381円を割り込むことなく反発し、足元では400円台を回復している。第1四半期業績を嫌気した売りは一巡した形だろう。

 8月6日の終値412円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円66銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで短期調整局面だが、週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋り感を強めている。低PER、低PBRに加えて今期予想配当利回りは3%台である。指標面の割安感が台頭して出直り展開が期待される。

・コード:8059 ・市場:東証1部 ・売買単位:1000株 ・決算期:3月 ・株価:412円(8月6日) ・配当:15円(9月末7円、3月末8円) ・1単位投資金額:412円×1000株=41万2000円 ・1単位投資利回り:15円×1000株=1万5000円             1万5000円÷41万2000円=3.64% (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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