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NY金:続落で1310.5ドル、一時週安値更新
記事提供元:フィスコ
*08:58JST NY金:続落で1310.5ドル、一時週安値更新
NY金は続落(COMEX金12月限終値:1310.5 ↓0.7)。週の半ばまで、7月26日のトレーディングレンジ(1340.5-1311.9ドル)での推移が続いていたが、31日に通常取引開始後に売り圧力に押されると1306ドルまで週安値を更新。8月2日通常取引開始前には1282.4ドルまで下落した後に短時間で30ドル程上昇したが、買いの動きはその後広がらず、限定的かつ一時的となった。
7月雇用統計は非農業部門雇用者数が一部では20万人超の予想を示されるなかで、市場予想を下回った。ゴールドマン・サックスのエコノミストであるハッツイアス氏は、9月の縮小開始との見方を維持しているが、9月の連邦公開市場委員会では同時にフォワードガイダンスの行方が明確になる、との見方を示している。
午後に、投票権を持つセントルイス地区のブラード総裁が、経済に関しての講演を行い、「前年に資産購入が開始されてから労働市場は改善している」と発言、同時に、縮小は更なるインフレ低下を招くリスクを伴うとも指摘し、資産購入を擁護。ブラード総裁は、春には資産購入縮小のサイズにまで言及していたが、6月から「連銀の資産購入への行方はタイミングではなく、政策を重視すべき」と態度を変えている。《KO》
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