欧米為替見通し:連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ち

2013年7月30日 17:21

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記事提供元:フィスコ


*17:21JST 欧米為替見通し:連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ち

本日30日の欧米市場のドル・円は、30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)での「フォワードガイダンス(将来の金融政策指針)」の改善観測を受けて上げ渋る展開が予想される。

テクニカル分析では、ドル・円は一目均衡表の「雲」の中(97円49銭-98円75銭)で暗中模索しており、本日のニューヨーク市場の終値が97円49銭以下だった場合は、「三役逆転」となり、強い売りシグナルが点灯するため要警戒か。

安倍トレード(日本株買い・円売り)ポジションの手仕舞いは、米国の金融政策や景況感への警戒感、中国の減産要請への警戒感、そして、25日にインサイダー取引で起訴されたSACキャピタル・アドバイザーズ(運用資産140億ドル)による日本株売り、円買い観測、などが背景にある。

連邦公開市場委員会(FOMC)では、長期金利の低下を目指し長期にわたり緩和策を維持する姿勢を示す『フォワードガイダンス』を改善し、失業率目標を6.5%から6.0%へ、インフレ目標を2.5%から1.5%へ引き下げる可能性が示唆されており、警戒されている。

今回の連邦公開市場委員会(FOMC)では、バーナンキFRB議長の会見が無いことで、フォワードガイダンス改善という重要な金融政策の変更は無いと予想されるものの、発信源が、バーナンキFRB議長のスポークスマンと見なされているウォール・ストリート・ジャーナル紙のFEDウォッチャー、ヒルゼンラス記者であることから要警戒となる。

連邦公開市場委員会(FOMC)では、7月31日に発表される米国4-6月期国内総生産(GDP)速報値や8月2日に発表される米国7月の雇用統計の数字が知らされている可能性が高いことで、フォワードガイダンスの改善は、国内総生産(GDP)、雇用統計の悪化を示唆し、現状維持ならば、ほぼ予想通りの数字の可能性が高まることになる。

【今日の欧米市場の予定】

18:00 ユーロ圏・7月鉱工業信頼感(予想:-10.2、6月:-11.2)
21:00 独・7月消費者物価指数速報(前年比予想:+1.7%、6月:+1.8%)
22:00 米・5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+12.4%)
23:00 米・7月消費者信頼感指数(予想:81.0、6月:81.4)《KO》

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