【中国から探る日本株】産業用ロボ、政策支援で需要拡大に弾みも

2013年7月30日 08:02

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記事提供元:フィスコ


*08:02JST 【中国から探る日本株】産業用ロボ、政策支援で需要拡大に弾みも
人件費の高騰を背景に、中国では産業用ロボットの需要が大幅に伸びている。国際ロボット連盟(IFR)によると、中国は2014年にも日本を追い抜き、世界最大の産業用ロボット市場となる見通しだ。そうした中、工業情報省・装備工業局の王衛明副局長は今月に入り、産業用ロボット業界の発展政策の策定を進めていることを表明。国としても政策面からサポートしていく考えを示した。

王副局長によると、中国の産業用ロボット稼動数は2004年以降、40%前後の伸びをキープ。2008年からはさらに成長が加速しているという。2012年の販売台数は前年比で51%増だった。

また、社会科学院(政府系シンクタンク)系列の「中国経営報」は専門家の予測として、産業用ロボットの国内生産高が10年後に3000億元(約4兆8000億円)近くに達すると伝えている。周辺産業を含めると、その規模は1兆元(約16兆円)まで拡大する見通しだ。

需要の一段の拡大をにらみ、海外の大手メーカーも中国事業を強化している。スイスのABBやドイツのKUKAに加えて、日本企業も積極的に攻勢を掛けている状況だ。今年2月には不二越<6474>が江蘇省張家港市での生産を開始。同じく江蘇省の常州市では、安川電機<6506>が6月に新工場を稼働させた。

このほか、中国の産業用ロボ市場で23%のシェアを握るとされるファナック<6954>は、今月上海で開かれた「中国国際ロボット展覧会(CIROS 2012)」に参加。スマートロボット10機種などを出展し、注目を集めたと報じられている。《NT》

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