米株式:下落、債券購入終了=リッチモンド連銀総裁

2013年7月29日 23:41

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記事提供元:フィスコ


*23:41JST 米株式:下落、債券購入終了=リッチモンド連銀総裁

米株式市場

S&P500は1700を前にして3営業日連続でのギャップダウンとなっているが、依然として出来高に欠ける。今週はGDPや雇用関連の指標発表や30-31日の連邦公開市場委員会を控えている為にこれらの動向を睨んだもの、との見方もあるが、17-18日のバーナンキ議長による議会証言の際にも閑散取引だった。夏に入り、動意薄が続いている。

連銀動向に関しては25日午後にウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏が、今回の委員会後に連銀が現在掲げている経済見通しをより明確にすることが見込めるとしている。インフレや失業率に関する見方に変更が見られるかに注目されるが、ヒルゼンラス氏は同時に連銀による言葉の変更は連銀の意思に反してマーケットを困惑させることになるシナリオも指摘している。バーナンキ議長による大きな講演・発言予定は、9月18日に予定されている四半期ごとのプレスカンファレンスまではない為に、今回は大きな動きはないとの見方も多い。

バーナンキ議長の後任に関してはオバマ大統領が週末のニューヨークタイムズ紙でのインタビューにおいて、今後数カ月の間で決めることと連銀の掲げる完全雇用と物価安定の2つの政策目標を全うできる人物を求めていると発言、インフレに関しての言及も多く見られた。

週末27日に投票権を持たないリッチモンドのラッカー連銀総裁が、前回の会合で債券購入終了が議題に上がったとしているが、同氏は以前からホーキッシュな発言を繰り返しており、投票権を持つメンバーでこのような見方を持つのはカンザス・シティ地区連銀のジョージ総裁ぐらいで非常に稀。

なお、ラッカー連銀総裁は、以前「GDPよりも労働市場の行方に注目」と発言していたが、31日には第2四半期のGDPが発表される。今週は雇用関係の発表も多く予定されており、31日のADP雇用統計、ISM製造業景況指数(6月は雇用が50を下回り、48.7にまで低下)、2日には雇用統計となっている。雇用部門で6月に5月を大きく上回っていたISM非製造業の発表は来週8月5日。

個別銘柄では、製薬会社のファイザー(PFE)とバッグの(COH)が決算発表を30日寄り付き前に予定している。

海外では、ドイツにおいて9月22日に連邦議会選挙を控えているなかでメルケル独首相率いる連立への支持は依然として過半数の支持を得ていないと週末に報じられている。

S&P 500は4.86安の1686.79前後で推移、ナスダック総合指数5.18ポイント安の3607.98ポイント前後で推移、ダウ平均株価は41.81ドル安の15517.02ドル。(日本時間23時35分時点)。《KG》

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