郵政・アフラック提携を受けた生損保株の暴落は過剰反応

2013年7月29日 07:58

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記事提供元:フィスコ


*07:58JST 郵政・アフラック提携を受けた生損保株の暴落は過剰反応
日本郵政とアフラック(アメリカンファミリー生命保険)が、がん保険事業で提携をすることで合意したことを受けて、日本の生保・損保株が連日大幅に下落している。
 しかし、アフラックは既に日本のがん保険のシェアを約7割握っているうえ、日本の生保・損保の多くははがん保険を扱っていなかったり、あまり力を入れていないため、今回の提携による日本企業の業績への直接的な影響は軽微だ。今回の件に関しては、民業圧迫との批判はあたらず、生損保株の暴落は過剰反応といえよう。今回、直接被害を被ったのは長期間郵政との提携を準備してきた日本生命のみである。しかし、日本郵政がなぜ一方的に日本生命を袖にしたのか合理的な説明は行われなかった。 民業圧迫の直接的な効果が薄い当該分野で、かつTPP交渉が始まったこのタイミングで行われたということを併せて考えると、同交渉で米国からなんらかの妥協を引き出すために日本政府から郵政になんらかのサジェスチョンがあったのではないかと勘ぐらざるをえない。予想以上に大きく報道されたことから、アナウンス効果も狙った以上に大きかったのではないか。《YU》

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