【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービスは「買い転換」後のモミ合い1ヶ月で上放れ近い、営業利益2.1倍

2013年7月26日 09:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は25日線を上抜き買い転換してから、まもなく1ヶ月となり上放れが近いとみられる。

 事業戦略コンセプト「neo EMS」を掲げて、IS(製造請負・派遣)事業、CS(修理・検査受託)事業、GE(技術者派遣)事業、子会社の志摩グループとTKRグループのEMS(開発・製造受託)事業を展開し、20年3月期の売上高1000億円を目指している。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込んでいる。海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する。中国の状況に不透明感があるが、東南アジアへの事業展開の効果が期待されるだろう。なお8月8日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

 7月2日には子会社TKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受けるとともに、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備を取得したと発表している。上記4分野での高度技術者を確保して技術ノウハウを蓄積するとともに、TKRは大手メーカーの事業構造改革の受け皿としての役割も果たして行く方針としている。

 なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い、今期の配当予想を従来の年間300円(期末一括)から年間3円(期末一括)に修正した。配当総額に変更はない。

 株価の動きを見ると、6月27日の安値3万6450円で底打ちして5万円台を回復した。足元は5万円近辺でモミ合う展開だが、7月25日には前日比3300円(6.41%)高の5万4800円まで上伸する場面があり、モミ合い上放れの動きを強めている。

 7月25日の終値5万2800円を指標面(14年1月1日の株式100分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4890円45銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.4倍近辺である。

 足元は5万円近辺でのモミ合い展開だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復している。調整は一巡した形であり、モミ合い上放れのタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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