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世界の資金は米国と日本に向かう
記事提供元:フィスコ
*07:57JST 世界の資金は米国と日本に向かう
先日、国際通貨基金(IMF)は2013年の日本の実質成長率2.0%とし、従来の予想を0.5ポイント上方修正した。これは米国の成長率予想1.7%を上回るばかりでなく、先進国で最高の数値である。
他方、昨日発表された中国の成長率は2四半期連続で鈍化し、減速傾向が明らかになった。中国と関係の深い新興国や資源国は大きな影響を受けることが必至の情勢だ。新興国で市民による暴動やデモが相次いでいるのは、止まらないインフレや経済停滞が背景にあるとみられるが、中国の低迷も遠因となっている。
新興国の経済が低迷しているところに、米国が量的緩和縮小する可能性を示唆したことから、新興国からの資金の引き上げ懸念が大きく高まり、新興国の株価は大幅に下落した。バーナンキFRB議長はやや発言を修正したが、新興国における資金引き上げ→景気低迷→資金引き上げのスパイラルに対する懸念は払拭されていない。
今後しばらくは、世界の投資金や余剰資金は、治安や制度が安定しており成長率が高い先進国、すなわち米国と日本に向かうだろう。そして、金融緩和策が出口に向かい始めた米国と金融緩和を始めたばかりの日本では、為替の動向も含めてそれに応じたパフォーマンスとなるだろう。世界のベストシナリオは、日米ツートップの景気回復で世界経済の回復もしっかりしたものになる、というものだ。《YU》
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