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今年も節電が必要な夏になる公算
記事提供元:フィスコ
*16:03JST 今年も節電が必要な夏になる公算
太平洋高気圧に覆われた日本各所は連日猛烈な暑さとなっている。
東京では、11日、観測史上初5日連続で日中の気温が35度以上になる「猛暑日」となりそうだ。
その猛暑の影響で冷房の使用が増加したことにより、10日、東京電力<9501>管内の電力需要は今年の最高を3日連続で更新し、午後2時台には4999万キロワット(速報値)に達した。供給電力に対する使用電力の割合を示す使用率は92%で、需給が「やや厳しい」とされる90%を7月に入って初めて超えていた。
東電は、7~9月の需給見通しとして、供給余力を示す予備率は安定供給に最低限必要な3%を上回る4.8~8.9%を確保できると見ている。しかし、フル稼働させている火力発電所は老朽化した設備が多く、トラブルにより需給が逼迫する可能性は十分ある。需給が逼迫すれば、他の電力会社からの融通を増やせるとは言っても、どの電力会社もギリギリの状況だと融通は難しくなる。今夏の電力供給は綱渡りの状況だろう。
今夏は東日本大震災以降初めて節電の数値目標の設定が見送られたため、自主的な節電が求められる。しかし、熱中症での救急搬送も増えており、無理なく適度な節電を心がけなければいけない。スーパーや百貨店など、寒いほどの冷房を控えることも必要だろう。今夏は、昨年以上の暑さ(一説では1000年に1度の夏とも)になるとの予想も出されている。これからが夏本番、突然電力供給不足に陥り、停電などの事態を招く事のないように、企業も個人も一体となって節電に取り組む必要のある「厳しい夏」になりそうだ。《YU》
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