【編集長の視点】サントリーBFは連日の最高値、猛暑関連株軒並み高に直近直接上場株の好需給思惑もオン

2013年7月11日 09:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  サントリー商品インターナショナル <2587> は、60円高の3530円と今年7月3日の新規直接上場以来、押し目なしに6営業日続伸し、連日の上場来高値更新となっている。7月6日の関東甲信地方の梅雨明け以来、全国各地で猛暑日が続いて熱中症被害が続出、気象庁が、「高温注意情報」を発表したことから、猛暑で逆に特需が期待される関連株に幅広く買い物が続き同社にも波及しており、さらに同社独自材料として、東証第1部への直接株式公開(IPO)で東証株価指数(TOPIX)への算入が接近、TOPIX連動型のファンドの買い需要が発生する好需要思惑も加わり、直近IPO株人気を強めている。

  猛暑関連株は、前日にアイスクリームをOEM生産しているセイヒョー <2872> (東2)が、前日にストップ高して年初来高値を更新し、きょう11日も買い気配値を切り上げ80円高の325円買い気配とストップ高しており、前日10日にクーラー、扇風機の販売急増から年初来高値を更新した家電量販店のエディオン <2730> 、ケーズホールディングス <8282> は、さすがに利益確定売りで反落しているが、それでも下値買いは根強くなお軒並み買い評価が続いている。

  サントリーBFは、サントリーグループの中核会社で清涼飲料・食品の製造・販売を担当、茶飲料「伊右衛門」、缶コーヒ「ボス」などのナショナルブランドを展開し、国内での清涼飲料のシェアは約2割を占め第2位に位置している。飽和状態となっている国内市場に対して海外展開を積極化、シンガポール、ニュージーランド、豪州などで現地飲料会社を買収、この寄与により今12月期純利益も、350億円(前期比49%増)を予想、海外会社買収のためののれんを償却前の純利益は、590億円(同37%増)に達する。

  株価は、公開価格3100円で上場されて3120円で初値をつけ、上場直後に世界の機関投資家の運用上のベンチマークとなっているMSCI(モルガン・スタンレー・インターナショナル)株価指数の構成銘柄に採用されたことから上値追いとなった。今月末にはTOPIXへの算入が開始される予定で、好需給と猛暑特需の思惑増幅でさらに上値を伸ばす展開が想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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