関連記事
欧米為替見通し:米国6月の雇用統計次第に
*17:23JST 欧米為替見通し:米国6月の雇用統計次第に
本日5日の欧米市場のドル・円は、米国6月の雇用統計次第の展開となる。
米国6月の雇用統計の予想は、失業率が7.5%(最低予想7.4%、最高予想7.7%、5月7.6%)、非農業部門雇用者数は、前月比+16.5万人(最低予想+7.7万人、最高予想22.0万人、5月+17.5万人)と見込まれている。
米国6月の雇用統計が予想通りならば、米国連邦準備理事会(FRB)が雇用情勢改善と見なす過去6ヶ月の平均非農業部門雇用者数増加数+20万人に満たないことで、30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)では資産購入プログラムの縮小が協議される可能性は低下する。
しかしながら、バーナンキFRB議長の出口戦略と、ドラギ欧州中銀総裁とカーニー英中銀総裁のフォワードガイダンス(時間軸政策)、黒田日銀総裁の異次元金融緩和の金融政策の乖離により、ドルは全面高の展開となる可能性が高まる。
米国6月の雇用関連指標で、5月からの改善を示しているISM非製造業雇用指数、ADP雇用統計、シカゴ購買部協会雇用指数、フィラデルフィア地区連銀雇用指数との雇用統計との整合性は低い。また4つの雇用指数が全て改善していた月は、2010年1月以来のデータでは5回あるが、雇用統計が改善していたのは2回に過ぎない。
ドル・円相場のエリオット波動分析では、103円74からの調整第4波動を形成中であり、半値押しの90円43銭までの下押しの可能性が残されており、「ヘッド・アンド・ショルダー」(左肩99円95銭-頭103円74銭-右肩100円台)の可能性も払拭されていない。
すなわち、雇用統計がネガティブ・サプライズとなり、90円処までの反落の可能性に警戒すべきことになる。
ポジティブ・サプライズだった場合は、30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラムの縮小が予想されることで、ドルは全面高となり、ドル・円は103円74銭を上回る可能性が高まる。
【今日の欧米市場の予定】
19:00 独・5月製造業受注(前月比予想:+1.2%、4月:-2.3%)
21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+16.5万人、5月:+17.5万人)
21:30 米・6月失業率(予想:7.5%、5月:7.6%)
21:30 カナダ・6月雇用者数増減(予想:-0.75万人、5月:+9.5万人)
21:30 カナダ・6月失業率(予想:7.1%、5月:7.1%)《KO》
スポンサードリンク

