欧米為替見通し:ロンドンフィキシングでのドル買い観測

2013年6月28日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ロンドンフィキシングでのドル買い観測

本日28日の欧米市場のドル・円は、東京仲値で本邦機関投資家からの外貨建て資産への投資が観測されたことに続き、ロンドンフィキシング(日本時間24時)でも同様のドル買いが期待されていることで強含みに推移すると予想される。

日本の5月のコア消費者物価指数が前年比0.0%となり、先行指標となる6月の東京コア消費者物価指数も前年比+0.2%となったことで、欧米市場でも円売り圧力が継続すると予想されている。

米国6月のシカゴ購買部協会景気指数での雇用指数、ミシガン大学消費者信頼感指数確定値が4月の6年ぶりの高水準84.5方向へ上方修正されるか否かにも要注目となる。

タカ派のラッカー米リッチモンド地区連銀総裁は、先日同様にハト派寄りの発言が予想されることで、タカ派発言の場合はポジティブ・サプライズとなる。

黒田日銀総裁のネガティブ・サプライズを受けて、6月末決算のヘッジファンド勢による安倍トレード(日本株買い・円売り)の手仕舞いにより、ドル・円は93円台まで下落、日経平均株価は12000円台まで下落した。

ドル・円と日経平均株価が、黒田日銀総裁が異次元の量的・質的金融緩和を発表した4月の水準まで下落した理由として、黒田日銀総裁が公的・準公的年金資金などの本邦機関投資家に、安倍トレード(日本株買い・円売り)へ参加する機会を与えたのではないだろうか。

本邦機関投資家は、ドル・円相場と東京株式市場で押し目買いしていた模様で、安倍トレード(日本株買い・円売り)という国策ポートフォリオへ転換できたらしい。

来週からは、米国6月の雇用統計を見極めて、米国連邦準備理事会(FRB)の出口戦略のロードマップを確認していくことになる。

【今日の欧米市場の予定】

21:00 独・6月消費者物価指数(前年比予想:+1.7%、5月:+1.5%)
21:30 加・4月期国内総生産(前月比予想:+0.1%、3月:+0.2%)
22:45 米・6月シカゴ購買部協会景気指数(予想:55.0、5月:58.7)
22:55 米・6月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値(予想:83.0)

ラッカー米リッチモンド連銀総裁が講演予定《KO》

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