値ごろ感からの買いも入りづらく、中国の底打ちを見極め【クロージング】

2013年6月25日 16:40

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記事提供元:フィスコ


*16:40JST 値ごろ感からの買いも入りづらく、中国の底打ちを見極め【クロージング】

25日の日経平均は下落し、93.44円安の12969.34円(出来高概算27億1000万株)で取引を終えた。中国・上海株の下げに連動する格好から、波乱含みの展開となった。朝方は前日の下げの反動もあって買いが先行し、上海株が下げ渋りをみせたこともあり、日経平均は一時13234.89円まで切り返す局面もみられた。

しかし、前引けの上海指数が3%超の下落となると、薄商いのなかを先物主導によるインデックス売りによって下げに転じている。その後も上海指数は5%を超える下げとなるなど底打ちがみられず、これに連動する格好から日経平均は一時12758.22円まで下げ幅を拡大させていた。大引けにかけては買い戻しの動きから急速に下げ幅を縮めているが、日経平均は終値で6月14日以来の13000円を割り込んだ。

東証1部の売買高は27億株に膨れているが、売買代金は2.2兆円と低水準であり、差し値の薄い状況の中を、先物主導によるインデックス売買で大きく変動する格好である。そのため、若干の調整からの値ごろ感からの買いも入りづらく、イレギュラー的な価格形成になりやすい。

米国の量的緩和縮小による影響から長期金利が上昇傾向のなか、明らかに世界の資金の流れに変化がみられているようである。海外勢を中心としたポジションの巻き戻しが進むなか、中国など新興国市場からの資金流出が加速すれば、リスク回避の動きが一段と強まるとみられる。米国の動向よりも、まずは上海指数の底打ちを見極めなければ、値ごろ感からの買いは期待しづらいところであろう。《KO》

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