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東芝、ラオスで水力発電所向け水車発電機を受注
東芝は13日、同社グループ会社の東芝水電設備(杭州)有限公司(中国・浙江省)が、ラオスのナムオウ川流域に建設されるナムオウ第5水力発電所向け8万キロワット水車発電機3台を、中国の中水電海外投資有限公司から受注したと発表した。今後、東芝水電での設計・製造を経て2014年1月から順次出荷し、2015年末の運開を予定している。
今回、東芝水電のこれまでの納入実績、東芝グループの高い技術力や機器の信頼性などが評価され、受注に至った。東芝グループとしてラオスに水力発電機器を納めるのは、ナムグム第2水力発電所、ナムニアップ第2水力発電所に続き、3件目となる。
ラオスは「東南アジアのバッテリー」とも呼ばれ、タイやベトナムなどの周辺国に電力供給を行っている。メコン川をはじめとした大規模河川が多く、豊富な水資源を背景として、同国の全発電設備容量約280万kWのほとんどを水力発電が占めている。さらに2020年までには、1,200万kWまで発電設備容量を増強する計画があり、今後も水力発電市場の拡大が見込まれている。
東芝は今年4月、東南アジアにおける社会インフラ事業の加速のため、タイに東芝アジア・パシフィック・タイ社を設立し、タイ、ラオス、カンボジアでの営業活動を強化している。今後も東芝アジア・パシフィック・タイ社を活用し、水力発電の需要が見込める同地域での受注拡大に向けた取り組みを強化していく。
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