リスクオフのなかでイレギュラーな価格形成に/ランチタイムコメント

2013年6月13日 11:44

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記事提供元:フィスコ


*11:44JST リスクオフのなかでイレギュラーな価格形成に
 日経平均は大幅に下落。701.92円安の12587.40円(出来高概算16億9000万株)で前場の取引を終えた。12日の米国株式相場は量的緩和政策の早期縮小懸念や長期金利の高止まりが嫌気され、NYダウは15000ドルを割り込んでいる。円相場は1ドル94円台に突入したほか、欧州ではギリシャ懸念が再燃するなど、リスクオフのなかで先物主導によって下げ幅を拡大させている。
 嫌気売りが集中したというよりは、先物・オプションSQを控えて様子見ムードが強く、指値状況が薄いなかを、インデックスに絡んだ売買によって下げが加速している印象である。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が全体の9割を超え、全面安商状。セクターではゴム製品、精密機器、情報通信、化学、非鉄金属など、軒並み4%を超える下落となっている。そのなかで、物色は低位の材料株やバイオ関連など新興市場の中小型株が、個人主体の売買で堅調。
 先物・オプションSQを控えて積極的な商いは手控えられるなか、米量的緩和政策の縮小懸念、ギリシャ懸念、円急伸など、完全にリスクオフ状態となった。押し目を狙うスタンスにも慎重になりやすく、インデックス売りによってイレギュラーな価格形成になっている。もっとも、イレギュラーながらもボトム形成への見極めから押し目買いは入れづらい状況。
 インデックス売りを避ける格好から低位の材料銘柄のほか、新興市場の中小型株の一角などに資金が向かいやすい。しかし、明日の先物・オプションSQ通過で一先ず落ち着きをみせてくる可能性も期待されるところ。そのため、主力処でも大きく売り込まれている好業績銘柄などへは、押し目拾いを意識しておきたいところであろう。インデックス売りを浴びながらも、それ程トレンドを崩していない銘柄なども注目される。(村瀬智一)《FA》

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