概況からBRICsを知ろう~インド市場は小動き、ルピーが過去最安値更新でネガティブ要因を意識

2013年6月11日 10:11

印刷

記事提供元:フィスコ


*10:11JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は小動き、ルピーが過去最安値更新でネガティブ要因を意識
【ブラジル】ボベスパ指数 51316.65 -0.59%
昨日10日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比301.98ポイント安(-0.59%)の51316.65で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは23、値下がり44、変わらず1と売りが優勢。セクター別での上昇は石油・ガスのみ。値下がり率上位には消費者サービス、ヘルスケア、消費財などが並んだ。

前日終値をやや下回る水準でのもみ合い。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した週間調査(6月7日実施分)で、政策金利予想が引き上げられ、成長率予想が引き下げられたことが投資マインドの低下につながった。調査結果では2013年末と翌14年末の政策金利見通しが前の週の8.50%から8.75%にそれぞれ上方修正されたほか、実質国内総生産(GDP、年率)成長率見通しが2013年末で2.77%から2.53%、14年末で3.40%から3.20%に、それぞれ引き下げられた。

【ロシア】MICEX指数 1335.25 -0.64%
10日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前営業日比8.65ポイント安(-0.64%)の1335.25で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり19、値下がり31と売りが優勢に。

中盤までは堅調な値動きだったが、その後は値を崩した。週末に発表された中国の経済指標が総じてさえない内容となり、資源消費大国での需要鈍化が警戒されたようだ。また、この日開催されたロシア中央銀行の理事会では政策金利が据え置かれ、景気回復ペースが鈍化するとの思惑も圧迫材料になった。

【インド】SENSEX指数 19441.07 +0.06%
10日のインドSENSEX指数は小動き。米雇用統計を受けて前週末の米国株式相場が大幅上昇となった流れを引き継いだ。ただ、この日の外国為替市場では通貨ルピーが対米ドルで過去最安値を更新。通貨安で外国人によるルピー建て資産の保有妙味が薄まるとの思惑や、ルピー安が輸入物価を押し上げ、経常赤字の拡大が追加利下げ期待を低下させるなどのネガティブ要因が意識された。なお、インド準備銀行(中央銀行)が今月17日に次回の金融政策レビューを開催するが、市場ではここでは政策金利が年7.25%に据え置かれると見込まれている。

【中国本土】休場《FA》

関連記事