【株式評論家の視点】SQ通過後には市場のムード落ち着きの可能性も

2013年6月9日 18:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>(6月10~14日)

  7日のNYダウは前日比207ドル高の1万5248ドルと、大幅続伸した。強弱入り交じる内容の5月の米雇用統計を受け、FRB(米連邦準備理事会)の量的緩和の早期縮小はないとの見方がひろがったことが背景。

  そのため、7日に大証で1万2700円で終わった日経平均先物相場はナイトセッションに入り上昇に転じ1万3275円で引け、CMEの日経平均先物相場も1万3220円で帰ってきた。一度、日経平均1万2000円すれすれまで売り込まれているだけに、底入れムードも漂い始めている。

  ただ、今回調整が長引いているのは、市場参加者がお互い疑心暗鬼の精神状態を抜け出せないためである.だから、値幅整理に一巡感が出てきても、市場のムードが前向きになるのにはまだ時間がかかりそう。

  相場波乱の要因となっている先物市場では、5月第5週、海外投資家は731億円の買い越しに転じてきた。需給にも多少の変化が起こりつつあるのかもしれない。6月2週は14日にSQがある。これを通過すると市場にも落ち着きが戻る可能性もありそう(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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