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NYの視点:米雇用統計、今度はポジティブサプライズに注意?
*07:08JST NYの視点:米雇用統計、今度はポジティブサプライズに注意?
弱い米雇用統計への警戒感や欧州中央銀行(ECB)定例理事会後の会見でドラギECB総裁がハト派姿勢を弱めたことを受けてドルは急落。米国労働省が7日発表する5月の雇用統計に悲観的見方が広がった。先行指標の中でも最も相関関係が強いことで知られる米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP(オートマティック・データ・プロセッシング社)が5日に発表した民間部門の雇用状況をあらわすADP雇用統計が予想を下回ったことや、米供給管理協会(ISM)が発表した5月の非製造業景気指数の中の雇用項目が大幅に低下したため。
6日の米国外為市場では悪い米雇用統計を織り込むドル売りが加速。ドル指数は81.08まで下落し、2月末以来の水準まで下落した。米国の5月雇用統計への警戒感や日経平均の下落を材料に、ドル・円は24時間で3.6%近く下落。黒田新総裁率いる日本銀行が質的・量的緩和を発表した4月以降初めて、95円台に突入した。米雇用統計の発表を前に、市場はすでに悪い結果を織り込んでしまった可能性も否めない。
ドルは7日の米雇用統計の悪い結果を受けてどのように反応するのか。平均的な非農業部門雇用者数のエコノミスト予想は16.3万件。
■予想を下回る10万件前後となった場合:おそらくドル・円は6日の二ューヨーク時間につけた安値である95円90銭を当然試す。10万件割れとなると心理的な下値支持水準95円も試す可能性もある。
■予想を上回る20万件前後となった場合:市場では全く織り込まれていないため、ドルの買い戻しが加速する。
市場参加者の中には10万件前後になったとしても悪い雇用を材料にした相場はすでに終了しており、ドルの下落は限られるとの見方が浮上。ただ、一桁台となれば話は別かもしれない。しかし、市場がかなり米国の雇用統計に悲観的になっているため、逆に良好な結果がドルを大きく引き上げるとの見方も強まりつつある。
《KO》
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