【話題】中国がアメリカに尖閣上陸を懇願という報道

2013年6月4日 14:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■「3時間でいいから上陸を」に、防衛関連株が急騰

  4日(火)午後に発行された「夕刊フジ」の記事がマーケットの話題を独占した。内容はこうだ。「中国・周金平国家主席がアメリカ訪問でオバマ大統領に尖閣上陸を懇願。3時間でいいから上陸を認めて欲しい」という報道内容である。

  マーケットでは、「最近の日本の中国包囲網外交に対抗して、中国が一気に本丸を攻めてきた。アメリカが認めることはないとは思われるが、もしもわずか3時間でも中国の尖閣上陸が実現すれば実効支配に向かって動かぬ実績となってしまう」(中堅証券)。

  これを受けて、今日のマーケットは海上封鎖などに用いられる「機雷」を手がける石川製作所 <6208> の株価が急騰するなど防衛関連銘柄に人気が集まっている。

  安倍内閣の精力的な外交が、これから相手方の反発にどう対抗するかといったことが問われることでもある。金融緩和、円安によるマーケット活況も、株価の大幅安と1ドル・100円割れなどにみられるように、曲がり角に来ている。安倍政権発足100日はハッピーだったが、まもなく迎える200日は内政、外交とも真の実力を問われるところに差し掛かっている。ここを通り越すことができれば政権にもマーケットにも再上昇が期待されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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