国際石油開発帝石、露ロスネフチ社とオホーツク海で探鉱鉱区開発へ

2013年5月29日 18:21

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鉱区位置図(画像:国際石油開発帝石)

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 国際石油開発帝石は29日、ロシア最大の国営石油会社ロスネフチ社と、ロシア・オホーツク海北部大陸棚に位置する探鉱鉱区であるマガダン2及び3鉱区に関する協力協定を締結したと発表した。

 同鉱区は、オホーツク海北部大陸棚マガダン沖約50~150kmに位置する沖合の探鉱鉱区であり、水深は約100~200m、鉱区面積は28,082km2。同鉱区が位置する周辺地域は過去十分な探鉱活動が行われていないフロンティア地域だが、石油・天然ガス発見が期待される有望なエリアとなっている。

 今回締結した協力協定により、同鉱区における探鉱及び開発事業にかかる最終契約締結に向けた排他的交渉権がロスネフチから国際帝石に付与されることとなる。最終契約締結後、同鉱区における探鉱作業を実施するため、国際帝石はロスネフチとジョイントベンチャー会社を設立する。現時点で国際帝石は同社株式の33.33%を取得する見込み。なお、同ジョイントベンチャー会社は、探鉱成功時には開発及び生産にかかる作業を担う。

 国際帝石は、今回のロスネフチとの間のパートナーシップ構築により、巨大な石油ガス埋蔵量を誇るロシアにおいて中長期的な事業展開の拡大を期待している。

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