【相場熟者が答える投資相談】木村化工機を400円で5000株保有、上げ足が止まっているようです、見通しを

2013年5月19日 16:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 【問い】 木村化工機 <6378> を400円で5000株持っています。上げ一服となったようですが、今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。

 【答え】 3営業日続落、PER45倍と割安感なく売却も5月17日は、22円安の678円と3営業日続落しています。5月2日付の日本経済新聞朝刊が「トルコのエルドアン首相は4月30日、首都アンカラで日本経済新聞の取材に応じ、黒海沿岸シノプの原子力発電所の計画について『日本勢が建設する』と正式に表明した」と伝えたことを材料視。13日には安倍首相が原発の輸出の推進や国内原発の新設も検討している考えを示したことも後押し、短期資金が流入し、400円を上限としたもみ合いを上放れし、15日に年初来高値824円と急伸しましたが、上げ一服となっています。

  足元の業績、14日に発表された14年3月期業績見通しは、売上高が176億4000万円(前期比4.3%減)、営業利益は5億4000万円(同43.0%減)、経常利益は5億円(同44.5%減)、純利益は3億1000万円(同41.6%減)と減収減益を見込んでいます。

  株価は、800円処の上値フシに達し、目先目標達成感が出るところです。今期予想PER45倍台と割安感がなく、原子力規制委員会が日本原子力発電の敦賀原子力発電所について「2号機の直下にある断層を活断層と断定したほか、福島第1原子力発電所の汚染水漏れ問題などで、今後国内での原発建設が困難と思われますので、600円の目先の下値を割り込む前にいったん売却し、様子を見るのが賢明でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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