長征三号乙増強型、通信衛星「中星十一号」を打ち上げ

2013年5月4日 08:00

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  中国は5月2日、通信衛星「中星十一号」を搭載した長征三号乙増強型(CZ-3B/E)ロケットの打ち上げに成功した。

  中星十一号を搭載した長征三号乙増強型は、北京時間5月2日0時6分(日本時間5月2日1時6分)、四川省にある西昌衛星発射センターから離昇、約26分後に衛星を分離、予定通りの静止トランスファー軌道へ投入した。

  中星十一号は中国空間技術研究院(CAST)によって開発・製造された衛星で、中国衛星通信集団公司(CSCC)によって運用される。実績のある東方紅四号衛星バスを用いた造られ、アジア・太平洋地域に通信・放送サービスを提供する。打ち上げ時の質量は5234kgの大型の衛星で、設計寿命は約14年が予定されている。

  今回の打ち上げは長征シリーズにとって176回目、長征三号乙シリーズにとって24回目となった。

 ■中星十一号发射成功 卫星采用东四平台_中国航天科技集团公司
http://www.spacechina.com/n25/n144/n206/n214/c417905/content.html

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