NASA、小惑星捕獲計画に太陽電気推進研究を組み込む

2013年4月17日 11:20

印刷

記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 4 月 10 日、NASA は直径 7 メートル 500 トンクラスの小惑星を捕獲し、月の軌道に乗せるための技術の開発に乗り出すと発表した。この計画は、オバマ大統領が提出した 2014 年度予算に含まれている。計画では、2016 年に捕獲する小惑星を選定、2019 年に小惑星を捕獲、そして 2021 年に小惑星への有人飛行を行う予定 (Yahoo! News の記事Network World の記事ナショジオの記事本家 /. 記事より) 。

 NASA はこの計画に、小惑星を移動させるための重要な技術として、太陽電気推進 (SEP) を予算のなかに組み込んでいる。この技術は、伝統的な化学燃料ロケットよりも低コストで、地球の低軌道からより高い軌道に重量物を輸送することができるという。地球と月の間にあるラグランジュポイントへのの移送も可能になるという。NASA は 2011 年から 600 万ドルの予算を主要な航空宇宙産業メーカーに振り分けて、太陽電気推進の研究を始めている。実機を作り、ヴァン·アレン帯などの過酷な環境で実機の運用テストを行い、早い段階でシステム·レベルおよび運用上の問題を明らかにすることで、将来の探査要素に必要な技術を蓄積する考えだとしている。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 宇宙 | NASA

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事