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丸紅と韓国電力公社、ベトナムに石炭火力発電所を建設・運営へ
丸紅は25日、韓国電力公社(KEPCO)と共同(予定出資比率は丸紅50%:KEPCO50%)で、ベトナム中部のタインホア省ギソン地区に1,200MW(600MW×2基、総容量120万キロワット)の石炭焚き火力発電所を新規に建設・運営し、ベトナム電力公社(EVN)に売電を行う事業に参画する優先交渉権を獲得したと発表した。
同案件は、ベトナム商工省より2008年に発表された同国初となる大型石炭火力発電事業の国際入札案件。今後、丸紅とKEPCOは関連契約の締結、国際協力銀行や韓国輸出入銀行を主要候補行とした融資組成および発電所の建設を経て、2018年に予定されている発電所完工から25年間にわたってEVNに対し売電を行う。
同案件は成長著しいベトナムで急激に増加している電力需要を充足させることを目的としており、同国の電力マスタープランにおいても最も重要な案件の1つとなっている。ベトナム国外からの輸入炭を活用し、高温・高圧の蒸気で効率的に発電を行う環境配慮型の超臨界圧発電技術を用いるベトナム初の案件となる。
建設予定地であるギソン地区は近年急速に開発が進められている工業地域であり、丸紅は現在、今回の案件の隣接地においてギソン1石炭火力発電所(300MW×2基、総容量600MW)を建設中。両発電所が完成すると、丸紅は同地区において合計1,800MWの電源開発実績を有することとなる。
今回の案件は丸紅がベトナムで取組む初のIPP事業となる。丸紅はベトナムの総発電容量の約20%にあたる発電所納入実績に加え、同案件を契機に同国においてIPP事業の拡大を図りながら経済発展を下支えする電源開発の一役を担っていく。
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