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【相場熟者が答える投資相談】減額で急落の東洋エンジニアはリバウンド待ち、中期は来期業績次第
【問い】 東洋エンジニアリング <6330> を370円で3000株持っています。売り損なってしまいましたので、今後の見通しと対処方向をよろしくお願いします。
【答え】 3月22日(金)は38円安の417円と大幅続落しています。
2月18日にインドネシアでアンモニア製造プラントの建設を受注。3月13日にロシアの大型製油所の改良計画に参画と期待材料が相次ぎ発表されたことを手がかりに、同14日昨年来の高値488円と買われていましたが、翌19日に日本合成化学工業から米国で合成樹脂プラントの増設工事を受注と発表も上値を伸ばすことが出来ずもみ合いとなっていました。21日に13年3月期業績予想の大幅な下方修正を発表したことで、目先の見切り売りが膨らんだもようです。
新規案件の受注時期の遅れや一部案件の進捗率の低下が響き、13年3月期売上高は従来予想の2700億円(前期比71.0%増)、から2450億円(同55.2%増)、営業利益は同75億円(同40.4%増)から33億円(同38.2%減)、経常利益は同70億円(同37.2%増)から47億円(同7.9%減)、純利益は同35億円(同6.1%減)から15億円(同59.8%減)と大幅減額となりました。
株価は、一時390円と400円を割り込み26週移動平均線に急接近し、目先の下値圏に届き下げ渋った感があります。13年3月期の大幅減額は受注時期の遅れが主因であることや、四季報最新号では、手持ちの案件が豊富なことから14年3月期は上向くと観測しており、ここから大きく下押す懸念は少なく、下値固めの動きに入ると思われます。14年3月期業績予想が明らかになるまで持続。リバウンド局面を待つのも良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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