東海ゴム、ブラジルの自動車用ゴム部品メーカーを買収

2013年3月11日 17:10

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 東海ゴム工業は11日、ブラジルの自動車用ゴム部品メーカーProduflex Minas Industria de Borrachas Ltda.(略称:Produflex MG社)を買収することを決定したと発表した。東海ゴムが南米に自動車用防振ゴムの拠点を設けるのは初めて。

 今回の買収においては、まずは東海ゴムグループが南米での事業拡大を見据えた市場調査を行うための現地子会社Tokai Rubber do Brasil Ltda.(略称:TRIブラジル)を設立し、その後TRIブラジルがProduflex MG社を買収することでProduflex MG社を東海ゴムの間接子会社(孫会社)とする。

 ブラジルをはじめとする南米の自動車市場は経済成長に伴う旺盛な需要を背景に急拡大している。なかでも南米最大の人口を有するブラジルでの市場拡大はめざましく、日系や欧米系自動車メーカーが生産体制を強化している。こうした動きを受け、東海ゴムも南米での現地生産を検討してきた。

 Produflex MG社は自動車用防振ゴム事業をブラジルを中心に展開しており、ブラジルに進出している欧州自動車メーカーへの販路を持っている。東海ゴムはProduflex MG社を傘下に置くことにより、日系自動車メーカーの現地生産拠点に対する安定した製品納入を実現できるほか、南米で高い市場シェア(占有率)を持つ欧州自動車メーカーへの参入も可能になる。

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