【銘柄診断】高注目の井関農機、農業重視政策に第3四半期好調も

2013年2月20日 09:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  井関農機 <6310> が急騰に転じてきた。政府が農業を成長産業として位置づける方針を鮮明に打ち出し、農産物の輸出倍増や農地の有効活用を表明したことなどから、政策の恩恵を受ける点が買い人気を刺激している。

  ただ、そうした目先人気が無くても先高への動きを見せていた下地がある。今2013年3月期の第3四半期累計決算では、営業利益が55億円と前年同期比44%の大幅増益を達成した。国内で戸別所得補償制度の定着などにより農家所得が改善し農機製品、作業機・部品、施設事業共に好調に推移。海外も北米向けの新商品等とアジアでの販売が増加したことにより、売上げを伸ばした。

  それと、コスト構造改革に全社を挙げて取組み利益が出や体質に転換したことが大きい。第3四半期累計の営業利益55億円に対し、通期見通しはそれと同じ55億円。今後の再増額の確度はかなり高いようだ。19日の急騰を受け、日証金では新規売りがごっそり増え、いきなりの株不足に転じてきた。相場も単発ではなく、持続性がある上昇波動に乗ったようだ。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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