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【銘柄診断】ダルトンは純益下方修正織込み本業回復テコに下げ過ぎ訂正に弾み
<銘柄ウオッチ>
ダルトン <7432> (JQS)は、今年2月8日に今9月期純利益を下方修正して141円安値まで23%安となったが、通期売り上げ、営業利益、経常利益は期初予想に変更はなく、純利益も、下方修正されても増益転換することは変わらないことを見直し、下げ過ぎとして下値買いが再燃する展開が見込まれる。PERは7倍台、PBRは0.6倍であり、「アベノミクス」による技術開発促進策関連人気も底流することも支援材料となろう。
同社の今期純利益の下方修正は、子会社不二パウダルが、経営資産の集中、効率化、財務体質の強化のために来期に新社屋に移転、本社・工場などを売却、工場移転損失1億7600万円を特別損失を計上することが要因で、期初予想の4億円から2億9100万円(前期比8%増)へ引き下げたが、増益転換はキープする。
このため売り上げ、営業利益、経常利益は期初予想を変更せず、売り上げ182億8800万円(前期比5%増)、営業利益6億100万円(同44%増)、経常利益5億900万円(同64%増)と大幅増益転換を予想している。主要事業の化学研究施設セグメントでは、まだ主要顧客の大学や官公庁からの受注が低調に推移しているが、積極的に原価削減に取り組み、売上総利益率が大幅に改善することが寄与する。
また同社は、今期から前期3年間の中期経営計画を推進し、3年後に売り上げ216億円、営業利益8億7000万円を目標にしており、この達成に向けては安倍連立政権が、補正予算・来年度予算でiPS細胞などの研究開発予算を積極化することもフォローの材料となる。
株価は、今年年初に「アベノミクス」関連人気を強めて昨年来高値237円まで100円高、ほぼ往って来いの調整となった。下げ過ぎ訂正に再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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