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【編集長の視点】TDK急反落で市場はエレクトロニクス株抜きの展開となるか
<マーケットトーク>
TDK <6762> は、265円安の3120円と5日ぶりに急反落している。前日3日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に続き3月通期業績の再下方修正と期末配当の再減配を発表、通期純利益の黒字転換幅が、大幅に縮小して市場コンセンサスを下回ることが響き利益確定売りが先行している。
同社の業績再減額・再減配が波及して、米国アップル社の関連株は乱高下している。同じく前日大引け後に3Q決算を発表した村田製作所 <6981> (大1)は、3Q利益を小幅続落にとどめて50円高の5680円と4日続伸しているが、前日に業績を下方修正した京セラ <6971> は、210円安の8060円と3日ぶりに急反落し、2月5日に3Q決算発表予定のイビデン <4062> は、30円安の1273円と急反落している。
TDKの業績再下方修正は、エレクトロニクス市場の主要セット販売見通しが低調に推移、搭載する電子部品需要も落ち込んだことが要因で、昨年10月の下方修正値より売り上げを150億円、継続事業税引前純利益を230億円、純利益を180億円それぞれ引き下げ、純利益は、20億円の黒字(前期は24億5400万円の赤字)と市場コンセンサスを約180億円下回る。
配当は、昨年10月に業績下方修正とともに、期末配当を期初予想の50円から40円に引き下げたが、さらに30円にダウンさせて年間70円(前期実績80円)に減配する。
株価は、昨年10月の業績減額・減配で昨年来安値にあと27円と迫る2746円の二番底をつけ円高修正とともに約3割高した。下値を再確認しよう。
3月期決算会社の3Q業績発表は、昨日31日をピークとしたが、TDKなどエレクトロニクス株の業績不調が目立っており、円高修正で期待された業績相場が不発となるか、それとのエレクトロニクス株抜きの片肺飛行となるか、市場の見方も分かれるところである。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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