【狙い場・買い場】高級レストランのうかい、景気好転で株価上昇に勢い

2013年2月1日 09:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  うかい <7621> (JQS)に注目したい。和洋食の高級料理店を展開している。株価は強基調に転換して長期下降トレンドから脱する動きのようだ。

  今期(13年3月期)業績(非連結)見通しは、11月9日に減額修正して売上高が前期比0.1%減の116億10百万円、営業利益が同34.8%減の3億73百万円、経常利益が同40.8%減の2億78百万円、純利益が同60.2%減の1億24百万円としている。第2四半期累計(4~9月期)の売上高が下振れ、人件費や修繕費の増加も圧迫要因となる模様だ。ただし足元の既存店売上高は回復傾向を強めている。

  会社リリースによる月次売上動向を見ると、既存店売上高(前年比、速報値)は4月110.5%、5月96.7%、6月96.0%、7月96.1%、8月102.5%、9月107.4%、10月96.4%、11月98.4%、12月100.5%と推移している。12月は客単価がプラスを維持し、客数もプラス転換した。

  株価の動きを見ると、1400円~1450円近辺でのモミ合い展開から上放れて水準を切り上げている。1月31日には1590円まで上昇した。今期業績減額修正を織り込んで下値固めが完了したようだ。景気回復期待に加えて12月の既存店売上高も好感されているだろう。1月31日の終値1590円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS25円18銭で算出)は63倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS782円39銭で算出)は2.0倍近辺となる。

  週足チャートで見ると安値圏でのモミ合い展開から上放れ、26週移動平均線を突破して上伸した。11年6月と7月の1559円も突破してトレンド好転を確認した形だろう。また月足チャートで見ると、長期の抵抗線だった24カ月移動平均線を突破して、長期下降トレンドから脱する動きとなっている。期末に向けて株主優待権利取りの動きが強まる可能性もあり、震災前の11年1月の1800円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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