【アナリストの眼】アライドテレシスHD、前12月期底に今期回復へ、株価動意

2013年1月30日 09:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  アライドテレシスホールディングス <6835> (東2)は、ネットワーク機器の製造販売をグローバルに展開している。株価は水準を切り上げて強基調へ転換の動きを見せている。前期(12年12月期)の業績悪化を織り込み、今期(13年12月期)の収益改善を期待する動きだろう。

  前期連結業績見通しは、売上高が前々期比9.9%減の307億円、営業利益が同57.3%減の6.5億円、経常利益が同38.3%減の5.8億円、純利益が同70.8%減の2億円としている。世界的な景気減速の影響で企業のIT投資抑制が続いているため減収減益の見込みだ。さらに第3四半期累計(1~9月期)が営業赤字だったため下振れの可能性も残している。

  ただし今期については、世界的に景気回復傾向であり、米国市場が堅調に推移する見込みだ。国内でも病院関連などの需要増加が予想される。新製品投入効果や合理化効果も寄与して収益改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月以降は概ね70円台での推移だったが、足元では水準を切り上げている。1月16日には85円まで上昇して、70円台のボックスレンジから上放れる動きを見せている。前期の業績悪化を織り込み、今期の業績改善を期待する動きだろう。29日の終値82円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS1円72銭で算出)は48倍近辺、前期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS103円18銭で算出)は0.8倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって、70円台のボックスレンジから上放れる動きを見せている。来期の収益改善への期待感が支援材料となり、強基調へ転換する可能性がありそうだ。2月12日に前期の決算発表を予定しており、思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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